また更新の間が空いてしまいましたが、今日(5/29)で東都の2012年春季1部リーグは全て終了。私自身は全16試合を撮影することが出来ました。撮りためた写真をもとにまたちょこちょこ更新していこうと思います。
■2012年東都春季1部リーグにて撮影した写真はこちら
さて、今日(5/29)は東洋大学vs日本大学の最下位決戦でした。
��回戦の今日は負けた方が入替戦にまわるという結末が控えていて、両校ともに意地のぶつかり合いが予想されました。
勝利への気持ちは両校とも差が付けられないものではありますが、特に春5連覇を成し遂げていた東洋大学としてはなんとしても入替戦は避けたい所。
試合は12時に開始しました。
日大の先発は山井投手。
続きは「続きを見る」をクリックしてください。
東洋大学は1回戦でこの山井投手に抑えられて負けています。
展開は、山井投手が案の定の好投で東洋大学は5回までパーフェクトに抑えられてしまいます。
↑主将の緒方選手(背番号1)、自分の打席の後に岩井川選手にアドバイス(2回表)
岩井川選手はあえなくショートゴロ(2回表)
東洋大の先発は藤田選手
細身で柔らかく関節を使いながらも鋭い投球をするピッチャーです。
日大は4回裏にキャプテンの山口選手がヒットで出塁した後、4番村田選手もヒットでエンドランに成功し
チャンスをつくります。
↑ヒットを放つ村田選手
↑激走するキャプテン山口選手
ここで東洋はバッテリーごと交代。
ピッチャー能間選手、キャッチャー藤本選手の3年生バッテリーです。
↑能間選手
↑藤本吉紀選手
しかし、ここで5番の斎藤選手がセカンドゴロを放つも併殺崩れの間に1点入り、日大が先制しました。
↑先制し喜ぶベンチ。キャプテンの山口を出迎える。
劣勢に立たされた東洋ですが、チャンスは7回表でした。
先頭の藤井選手がヒットで出塁。
��番の森選手が送りバントを決めた後、日大バッテリーはタイムをとり監督を交えて話をします。
日大バッテリーは2回戦でホームランを打っている3番戸田選手を敬遠。
勝負はケガで満身創痍ながら出場を続けるキャプテン緒方選手に託されました。
緒方選手、最初は慎重に球を見ます。
その後、1人で確認するように小さく数回頷くのが見えました。恐らく狙い球に間違いがないことを確信したのか。
その後、ファールで逃げた後、ここぞとばかりに会心の当たり。
打球はライト線タイムリーツーベースとなり1人還って同点。
どちらかといえばクールでポーカーフェイスな印象の緒方選手ですが、このときばかりは力強いガッツポーズで喜びを露わにしました。
チームも喜びを爆発させます。
そして勝ち越しの点につなげたのは、緒方がケガで不在の時に副将としてチームを引っ張ってきた戸田選手でした。5番、代打渋谷選手のファーストゴロで迷わずに本塁へ突っ込みセーフ。一か八かのプレーでありながら、気迫が勝った走塁でした。
その後は能間選手が素晴らしいピッチング。
ヒットを許しても監督の絶妙な間の取り方で危なげなく乗り切ります。
下半身ががっちりしていて上背もある能間くん、今までリーグ戦にほとんど登場しなかったのが不思議なぐらいいいピッチャーで秋は彼に期待が出来そうです。
��回表、東洋は7回2アウトから代わった日大のピッチャー湊選手から死球を皮切りに藤井、森の連続ヒットでさらに1点を追加します。
↑日大、湊投手
↑藤井選手がタイムリー
↑生還した藤本選手がハイタッチ
これ以降は日大はなすすべなく抑えられ試合終了。
東洋大学が勝利し、日大が入替戦へまわることとなりました。
↓ウイニングボールを能間選手に手渡す緒方凌介選手
能間選手、非常に嬉しそうでした。
入替戦をめぐる攻防は東洋大が粘りの逆転勝利という結末となりました。結果的には春、打撃でいいところがほとんどなく、ケガに泣いていたキャプテンの緒方凌介選手が意地を見せ勝利に結びつけた形となりました。同点打を放った打席での緒方選手の姿は非常に自信に満ちたもので、これはいい当たりがでるに違いない、そう思わせる打席でした。そしてその通り会心の二塁打。その後に続いた戸田選手の本塁への執念のスライディングも、ケガながら二塁打を放った緒方選手への最高の応え方だったのかもしれません。
日大は惜しくも入替戦へ回りましたが、流れに乗ったら手が付けられない勢いを持つチームなだけに東洋大1回戦で見せたような気迫が期待されます。
��年生にとっては最後のシーズンとなる秋に向けて、この両校にはさらに意地を見せて強くなってほしいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿